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ブログ名の下にも書いている通り、読んだ本についてちょくちょく書いていきたいと思います。
まず初めは、最初に書くならこれ、とずっと前から決めていた一冊。

西の魔女がしんだ
著:梨木香歩
新潮文庫

・あらすじ
主人公『まい』の元に、『おばあちゃん』が危篤との知らせが届く。
まいはおばあちゃんの家に向かう車の中で、その温かい想い出を、重い後悔とともに思い出していた。

・書評
梨木香歩の代表作。
女子中学生『まい』の揺れる心と、それを受け止めて包み込む『おばあちゃん』の温かさが伝わってくる。
上記の通り心境の描写も素晴らしいが、それ以上に素晴らしいのが全体の構成。
あまり詳しくは語れないが、
最後の一文。
全ての物語と全ての心が、その一文に詰まっている。
これほど、死をすがすがしく、尊く感じられる作品は、恐らくないだろう。

作品自体は長くなく、割とさっくりと読める。
大人も子供も、本を読んでいない人も読んでいる人も、万人にお勧めしたい一冊。


……初めて、書評(もどき)を書いてみたのですが、お勧めの作品ほど言葉が出てこないものですね。
つまるところは、面白いので読んでみてください。

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